lapracot

仮運用中

2/19

Titanfall 2を買った。旧正月セールで750円だった。Originならどうせまたすぐ割引される。シングルプレイ(キャンペーン)で十分元が取れた。照明を消してプレイすると雰囲気が出ていいのだが、フルスクリーンだと時計が見えないのでついつい時間を忘れて夜ふかししてしまう。マルチプレイもやってみようと思ったのだが、1年ほど前からDDoSを食らってしょっちゅうダウンしていたらしい。それで有志がMod経由で別のマッチングサーバを作って復活させた。調べていると自演な気もするのでなんともいえない。とりあえずユーザが勝手に解析してツールをどんどん作るのは歓迎したい。


卒論もあとは発表するだけ。基本的に卒研の結果がイマイチという観点に立っていて、そこから「まあまあ、それでもいいじゃない」と「ゴミだ〜やっぱりゴミだなぁ…」が週ごとに入れ替わってやってくる。共有フォルダに全員のPDFが上がっているが、読むのはやめとこう。


入学手続きの書類が来た。なんか封筒がペラペラで、まあそれはありがたいんだけど、入寮手続きのときより薄いのは不思議だ。編入試験は普通の試験よりやっぱり簡単そうに思えるし、その編入試験でヒーヒー言ってるのを入れて大丈夫なんか?とおせっかいの気持ちが未だに湧いてくる。しかしこの制度を作っているのは慈悲とかそういうものではなくて、機構の思惑・大学の本音・試験のコストである。ハズレを引くのは想定内のはずだし、想定外ならそれは俺に加えて教授がアホだからなんだ…ということを確認して、安心して、後輩の答案に赤を入れる。この添削は先生役というよりただの相互レビューなので気楽にやれる。しかし時には先生役をやることもあった。部活だった。いま思い返せばなかなか良い機会だったのだが、それをあまり活かせなかった気がする。「あやふやな理解を残したまま誰かに教える」ことについては、2つの評価がある。

  1. 教えてみると、あやふやな部分を整理することができるので良い
  2. 知識をひけらかしたいだけなんでしょ?やめたほうがいい

基本的には1のスタンスで、時折「2なんじゃないのか」と悩んできた。まだ結論は出ない。

2と同様の意味で、「愚者は教えたがり、賢者は学びたがる」という格言がある。格言とかことわざの類は、そのフレーズそのものが真理を示しているのではなくて、ある具体的な事実の一部の性質に注目したいときに、「これはまさに(ことわざ)ですね」のように使うものだと捉えている。また、何かを主張したいときに、フレーズを臭み消しとして練り込むと主張っぽさが消えて嬉しい。別に「弘法も筆のあやまり」なんて言わずに「誰だってミスはしますからね」と一般的な表現にすくい上げたらわかりやすいのにとは思うが、言語はわかりやすさだけではないのでずっと使われている。一方「鶏が先か、卵が先か」については、具体的なモノを持ち出してきたことで一般にもわかりやすくなり、コンパクトに表現しやすくなった例だと思う。メーデー関連の動画を見ていると、的外れな(というか、的がどこにあるのかわからない)格言をコメントするだけのユーザが多くて、こういうことを考えた。

部活に話を戻すと、後継がなかなかいないのは制度や風土によるところも大きいだろう。選択の結果、属人的な傾向も受け入れざるを得ないのであって、それは仕方のないことなんだろう。


先輩に聞いたら入って一年目の夏休みは割と暇なので、何か予定を入れたい。4,5年は予定を入れずに引きこもってたけど、やっぱりなんか飽きるんだよなあ。前回書いたようにGSoCを追っていて、そろそろOrganization側からアイデアが出てきている。見ていると自分にもできそうで面白そうなのがいくつかある。無論それは他にもできそうな人がたくさんいるということで…。低レイヤはいずれ学校で腐るほどやるから、技術的にはもうちょい上のレイヤで、非技術的には共同開発のプロセスとかを学びたいかな〜。レビューの雰囲気なども心配なのだが、それ以上に心配なのが日程だ。基本秋入学圏の夏休みに合わせているからかなり早め。まあ通ってから心配してもいいんだよな。よく考えずに飛び込むアプローチについては、また今度書こう。


外に行くのが億劫で、用事がメルカリの発送と図書館しかない。期限を過ぎてしまった本をようやく返しに行った。ミシェル・ウエルベックセロトニン』は結論からいえばよかった。はじめの1/3程度はひたすら愚痴と官能って感じでキツかった。それ以降はもうちょっと動きが出てきて読むのが楽しくなった。テーマも社会的で好みだった。主人公は社会問題についてシニカルである印象を受けた。属性を考えればそんなものだろうか。あと『一歩先への憲法入門』も読んだ。「一歩先に」とかに弱いんだよね。共著なので何回か同じことを繰り返しているのは気になったが、平易で読みやすかった。一見解釈が一通りしかなさそうな条文でも、細かい点の解釈でかなり違った説になるのが面白い。法理・原理から権利を導出していくプロセスには馴染みがある。よくできている。憲法に基づいて最終的に判断を下す最高裁の判決では、「憲法の読み方はいろいろあるけど、やっぱりこの種の事件はケースバイケースで考えるしかないんやで」という注意が多く、これは先述の格言の活用にも関連していそう。ちなみに、改憲派(自民・公明・維新・国民)が衆院では2/3を占めているので、今年7月の参議院で2/3を獲れば国民投票になる。