lapracot

仮運用中

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17日前の話になってしまうが、成人式に行った。税金スタジアムの内外でうろちょろしていた。着物とスーツとヘアメイクに手がかりを奪われた状態で、知っているはずの誰かに親しく話しかけられ、名前と声を聞いておぼろげな記憶が蘇ってきたころに写真を撮って離れていってしまう(そしておそらく二度と会わない)。夢と寝起きを行ったり来たりしているようだった。そういうわけで、よく話した友達を見つける余裕もなく、あまりおもしろい話はできなかった。進学予定の大学名を2回しか言わずに済んだのは幸運だった。

その中に一人、Twitterで接点を持っていた人がいた。晴れ着姿よりはるかに現実味のあるアイコンを目にすることができた。相手が「会ったことはない」と明言してくれたので安心した。情報系の学部に通っているらしい。ツイートは駆け出しエンジニアのハッシュタグで埋まっていた。


10時半に起きて、卒論の合間にネットを見てるのかネットの合間に卒論を書いてるのかよくわからないまま0時半に寝る生活が続いている。いろいろ書きたくなってしまって混乱するし気が散る。無意味にGmailTwitterを開けてしまう。全然進んでいないのに疲れる。混乱による疲労感を抑えるためには、Spotifyで垂れ流す。デメリットとして思考が鈍くなるが、それだけ気の散る範囲も抑えられて、文章を書くタスクとは相性が良い。適した・適さないジャンルというのはあまりなさそう。

混乱が続くと、脳内のメモ帳に書くイメージが出てくるので、そのタイミングで書けということなのかもしれない。率直に書けて愚痴らずに書きあぐねる手段を維持したい。紙のメモ帳と共有機能のない貧弱なメモアプリの違いが何かを考えると、スマホを使えば簡単に両利きになれることだと気づく。布団に入っているときに便利だが、書きすぎると「布団に入ってメモアプリに記録する」夢を見るようになり、着想を夢の中に捨ててしまう。

『数学文章作法』では「読む人のことを考える」が格言として繰り返されている。自分はどうやら考えすぎている。それは論文に限らない。弱っているとブログを書くときにも何か突っ込まれないか不安になってしまう。特にアートや表現に分類されるような事柄について書くときはそう。しかしどう考えても、この格言が言いたいのは読者を「思いやる」ことで、「恐れる」ことではないんだなあ。逆に政治とか人間関係についてはそこまで気にしないほう(気にする方法がわからない)だと思う。じゃあ、「思いやる」についてはどうなのかというと、一応誤字脱字・規則性・リズムぐらいはチェックしているものの、それ以上は難しくてやれていない。

SATySFiで書いていたのは断念してLuaLaTeXに書き直した。5時間ぐらいかかった。やはりDockerは便利だ。きれいなプレビューを見るとまだ書く気になれる。雑誌に寄稿したときは最後の最後でようやくプレビュー(ゲラ)が来たので、その面に限って言えばラクではある。実際のところ、卒論の一番の読者は担当教員になってしまうのだが、まあ先生は自身の視点で修正をくれるので、わざわざ筆者が自分からその視点に向かう必要はない。となれば、後輩が解読できる文章にすることかな…。


北海道で買った菓子がうまい。買ったものを列挙する。「また買うであろう」順。味覚の正しさは保証しない。全責任は寮食堂にある。そして味に100%集中できる脳があればブログなんか書かない。

  • LeTAOのfromage double: クリームがすばらしい。もう一個買えばよかった。
  • ROYCEの生チョコレート: 1日1個食べてる。部屋の冷蔵庫はこれのためだけに起動され、1ヶ月間動き続ける。
  • LeTAOのjersey milk burger: 研究室に持っていったお土産。贅沢感が大きい。
  • 白い恋人(ずんだ): 面白いとうまいが50:50。
  • キャラメルハニーサンド: パッケージがかわいい。薄いのでちょっと食べたいときに嬉しい。
  • 花畑牧場キャラメル: やわらかいので歯が抜ける懸念をしなくて済む。
  • 北見ハッカ飴: 中にクリームっぽいものが入っているのが特徴。旅行中よくかじった。
  • マルセイバターケーキ: うまいけど、おばあちゃんのお菓子って感じ。定番のお土産らしい。
  • ソフトカツゲンソフトキャンディ: どこにでもある味。好きな味。
  • あんバタサン: うまい。予想より1個が大きくてつらい。つい読んでしまうのでパッケージの表面にごちゃごちゃ書かないでほしい。

ROYCEのポテチとなんかオタクっぽいペットボトルに入ったガラナはまだ開けてない。ポテチは以前に食べたし、ガラナは現地で飲んだ。あと紅茶も買った。毎晩淹れて飲んでいる。現地で行った店とかはまた今度書く。


『「人新世」の資本論』をほとんど読んだ。人気作なだけあって面白い。コモンやワーカーズコープに関する話は他の本で読んだが、気候変動と絡めた話をちゃんと読むのは初めて。まあ、なかなか政治談話を生活の場でするのは難しいしなあ。 そういえば部屋のエアコンを今年に入ってから入れていないが、これは環境保護のためではなくて、乾燥防止の濡れタオルを吊るすのがめんどくさいから。最寄りの蛇口が遠すぎる(いまさら)。